発達障害児への対処方法、ルールを守れない。約束を破る。負けるとかんしゃく。

   

発達障害児の問題行動への対処方法です。

遊びのルールが守れない発達障害児

遊びのルールが守れず、自分勝手な行動・・・
  • かくれんぼで、見つかったのに、出てこない。
  • ドッチボールで当てられたのに、外野に出ない。

発達障害のため、遊びのルールが守れない子がいます。
原因は、ルールが理解できないことや、その場面に応じた状況が理解できないことが、考えられます。

簡単に思えるルールでも、発達障害を持つ子にとっては、ルールを理解できないことがあります。
ドッチボールでは、当てられたことと、キャッチしたことの、違いがよくわからない子がいます。

また、自分勝手にルールを変えて解釈することもあります。
かくれんぼや、鬼ごっこでは、自分だけは、オニにならなくていいと、勝手に考えている子がいます。

ルールに対しての理解力がなく、よくわからない場合は、ルールをすくに忘れてしまいます。
教えてもらった直後はルールを覚えていても、すぐに忘れてしまうので、周囲のお友達からは、ルールを守らず自分勝手な行動をしていると、思われます。

友達との約束を破る。借りた物を返さない。待ち合わせをすっぽかす。

発達障害の子には、お友達との約束を簡単に破ってしまう子がいます。
  • 友達から借りた本を返さない、返す気がない。
  • 待ち合わせの約束を破る、悪いと思ってない。

約束を破っても、相手の気持ちが理解できないので、自分が悪いことをしていることが理解できないのです。

対処方法、ルールや、約束の大切さを、具体的に教える。

親子で具体的な行動を話し合いましょう。

ルールが守れなかったり、約束を破ってしまうのは、発達障害児本人が、悪いことをしようと思っているのではなく、ルールの大切さ、約束の大切さが、理解できないのが原因です。

小学校の担任の先生には、友達とのトラブルは、発達障害の特徴が原因であることを説明して理解してもらいましょう。

その上で、発達障害児がルールや約束の大切さを理解できるように、改善のサポートをしていきましょう。

家庭では、子供の学校での遊びの内容を聞いて、ルールを親子で確認します。
ドッチボールをやっているなら、親子でドッチボールのルールを話し合います。
子供から、遊びのルールを聞いて、何か変な勝手な解釈をしていないかを、確認します。

ルールは正しく理解していても、自分だけは、そのルールを守らなくていいと自分勝手な解釈をしている場合もあるので、注意しましょう。

学校で、どんな遊びをしているかが、子供の話だけでわからない場合は、学校の担任の先生に、遊びの内容を教えてもらうサポートをお願いしましょう。

友達との約束は連絡帳にメモさせる。

友達と約束したことは、学校の連絡帳に必ずメモさせましょう。

連絡帳に書かせることで、障害児本人が約束を忘れないようにできますし、親も友達同士の約束を把握できます。

学校から帰った後の、友達との約束は、家に帰ってきたら、メモ帳などに書かせるようにします。

親子で約束の内容を確認して、約束は必ず守るように、返却期限などを話し合って、約束を守る大切さを教えます。

約束を破ったら、謝ることを教える。

約束を破ったら、相手に謝ることの大切さを教えましょう。

嫌なこと、悪いことをしても、相手に謝らない。
相手に謝るけど、言葉だけで、気持ちが全くこもっていない。

発達障害児には、相手に謝ることの大切さが、理解できない子がいます。

約束を破った時以外でも、相手を嫌な気持ちにさせたり、迷惑をかけた時などには、しっかり相手に気持ちのこもった誠意ある謝罪をすること。
謝ることは、人間関係で大切なことだ、ということを、発達障害を持つ子に正しく理解させましょう。

子供が一人で謝れるようになるまでは、親が子供と一緒に謝って、子供に謝り方を教えます。


小学生の発達障害・知的障害の特徴
我慢ができない。遊びで負けると怒る、ルールが守れない。せっかちで、順番が待てない。小学生の発達障害の特徴、具体的な改善例

遊びやゲームで負けると、かんしゃく。

自分が負けると、癇癪で暴れてしまう。

発達障害児を持つ子には、遊びで負けたり、ゲームで負けると、泣き出したり、怒り出す子がいます。

  • ドッチボールで当てられると、泣き出す。
  • トランプゲームで負けて、かんしゃく。

自分の思い通りにならないと、泣いたり暴れたり、かんしゃくを起こす。
これは発達障害で、物事へのこだわりが強すぎること、感情のコントロールができないこと、想像力が欠如していること、が原因です。

発達障害で、勝つことにこだわりすぎる子は、遊びで負けて悔しくなると、自分の気持ちが抑えられないので、感情が爆発して、かんしゃくを起こすのです。

また、遊びやゲームを始める時には、勝ちたいと思い、想像力が欠如しているので、負けることを想像できないので、実際に負けてしまった時に、想像していなかった状態に突然なったと感じて、感情が爆発して、かんしゃくを起こします。

学校での昼休みに、ドッチボールで遊びたいと思ったら、たとえ、雨が降っていても、ドッチボールにこだわり、できないと怒り出すこともあります。
雨なら、しょうがない、と気持ちの切り替えができないのです。


小学生の発達障害・知的障害の特徴
かんしゃくが強い。パニックになる。小学生の発達障害の特徴、具体的な改善例

対処方法、かんしゃくは、静かに落ち着かせる。

かんしゃくを起こしたら、静かに見守ります。

発達障害を持つ子が、かんしゃくを起こした時には、まずは、人のいない静かな場所に移動させて、暴れたり泣いたりするのを、静かに見守りながら、気持ちを落ち着かせましょう。
かんしゃくが落ち着いてから、「悔しかった」「勝ちたかった」という、子供の気持ちを確認します。
そして、かんしゃくが落ち着いたら、子供に対して、泣いて暴れるのは、いけないことだと教えて、かんしゃくが悪いことだと注意します。

かんしゃくを起こした時に、無理に押さえつけたりするのは、子供をますます興奮させてしまうので、逆効果です。

自分で感情をコントロールする訓練

自分にあった、落ち着く方法を見つける。

かんしゃくを起こした時に、親や、担任の先生がいれば、静かな場所に移して、落ち着かせることができますが、いつでも、親や先生がいるとは限りません。
年齢とともに、発達障害児本人が、感情をコントロールする方法を身に付けるように、成長する必要があります。

具体的には、感情が高ぶったら、気持ちを抑える何かをすると、自分の中でのルールを決めさせます。

・深呼吸をする。
・顔を洗う。
・水を飲む。
・背伸びをする。
・トイレの中にこもる。

自分自身で、感情が高ぶり興奮してきたと感じたら、深呼吸するなど、自分の気持ちを落ち着かせる行動を見つけて、頭をクールダウンさせる行動をとる訓練をさせましょう。
自分にあった気持ちを落ち着かせる方法が見つかると、自分の感情をコントロールできるようになります。

負けることに慣れさせる。

「じゃんけん」で、負けることに慣れさせよう。

勝ち負けにこだわる子の場合は、負けることに慣れせるのが、感情をコントロールする訓練になります。

負けに慣れさせるのに、一番いいゲームが「じゃんけん」です。
じゃんけんは、ゲームですが、単純で運の要素が大きく、発達障害を持つ子でも、勝つこともあれば、負けることもある、ということが、簡単に理解できるゲームです。

じゃんけんで楽しく親子で遊べば、たとえ負けても楽しい、っていうことが理解できるようになります。
じゃんけんで発達障害を持つ子が負けた時には、「今度は勝てるよ」とかのポジティブな声かけをして、負けたことは、しょうがないと納得させましょう。

勝ったことではなく、頑張りを褒める。

発達障害児は、結果じゃなく、頑張りを褒めましょう。

日頃から、勝ったという結果ではなく、頑張ったという過程を、褒めるように心がけましょう。

子供は、親から褒められると嬉しいものです。
発達障害で勝ち負けの勝敗にこだわる子に対して、勝ったという結果を褒めると、ますます、勝つことだけにこだわるようになってしまいます。

勝つことではなく、たとえ負けたとしても、途中の頑張りを褒めると、発達障害を持つ子も、次第に、勝敗への過剰なこだわりが、少なくなります。

対処方法、すぐにカッとなる。

自分の気持ちを言葉で表現するように教えましょう。

発達障害を持つ子には、お友達がちょっかいを出してくると、すぐにカッとなって、ケンカをしてしまう子もいます。

からかわれると、自分の気持ちが抑えられずに、感情が爆発してしまいます。

嫌なことをされても、「やめて」と言葉で伝える事ができるように、日頃から、親が発達障害児本人に教える事が大切です。

理由なく、パニックになる。

発達障害児本人だけの、何らかの理由があります。

発達障害を持つ子には、突然、泣き出したり、暴れ出したり、パニックになる子がいます。
周囲の人にとっては、なぜ泣いたり暴れたりしているのか理由がわかりません。

しかし、他人には原因がわからなくても、発達障害児本人にとっては、何らかの理由があってパニックになっています。
自分の思い通りにならなかったことが原因であったり、感覚が過敏すぎて、何らなの刺激に耐えられなくなったのが原因だったりします。

理由なく、パニックになった時の対処方法

まずは、場所を移動させる。

発達障害児が理由なくパニックになったと感じた時には、まずは、静かな場所に移動して、子供を落ち着かせましょう。

「どうしたの?」と言って理由を聞いたり、「やめなさい」と押さえつけたりしても、逆効果で、ますます、興奮してしまいます。

その場所での音や光、見えた物などの何らかの刺激に過剰反応している場合あるので、とりあえず、その場所から、静かな場所に移動して、子供の様子を見守ります。

フラッシュバックが、パニックの原因のこともある。

発達障害を持つ子は、フラッシュバックが起こりやすい。

フラッシュバックとは、過去の経験が鮮明に蘇る体験です。

発達障害を持つ子が、突然パニックになる時の原因の一つに、フラッシュバックが考えられます。
過去の嫌な記憶が、突如として、鮮明に思い出してしまい、過去の恐怖を感じた状況に戻ってしまい、パニック状態になります。

フラッシュバックが原因でパニックになったと考えられる場合には、とにかく、その場を離れさせることです。
その場所で、過去の何かを思い出し、記憶が蘇りフラッシュバックが発生しているので、場所を移すことで、フラッシュバックの原因を除去するのです。


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発達障害とタイムスリップ現象、フラッシュバック現象

まとめ、パニックになったら、場所を移動して落ち着かせるのが基本

パニックや癇癪は、叱らず、まずは、場所を変えて落ち着かせる。

発達障害児が、癇癪やパニックになったら、まずは、その場所を移動して、静かな場所で、子供を落ち着かせるのが基本の対応です。
その場で叱ったり、無理に押さえつけたりするのは、逆効果です。

発達障害を持つ子は、他の人には、わからない、何らかの理由で困っているのです。
そのことを理解して、原因を取り除いてあげましょう。

成長していくにつれて、発達障害を持つ子自身が、一人で対処できるようにサポートすることが大切です。

発達障害の特徴を考えて対処をしましょう。


小学生の発達障害の特徴
小学生の発達障害の特徴、改善例、6歳〜12歳


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