改善例:忘れ物が多い。小学生の発達障害

      2016/09/19

忘れ物が多い。改善方法の具体例、小学生の発達障害

持っていく物を忘れたり、宿題をやるのを忘れてしまう。お友達との約束を忘れる。先生に言われたことを、忘れてしまう。発達障害や知的障害で、記憶力や注意力の弱い特徴がある子の改善方法の具体例を紹介します。
障害のために忘れ物をして、一番困っているのは、障害児本人です。単に叱るのではなく、障害児本人が、自分のことを励ましてくれていると感じられる、信頼関係が大切です。

家庭でやること、発達障害児に改善効果あり。

チェックリストを作る。

学校に持っていく物の「チェックリスト」、学校から持って帰る物の「チェックリスト」を作りましょう。学校に行く前にチェックリストに丸印をつけて確認する。学校から持ち帰り用のチェックリストを、学校に持って行かせて、帰る前に丸印をつけて確認させましょう。

持ち物の写真を見せる。

国語に必要な持ち物の教科書とノートとドリルを写真に撮って、学校の持ち物を準備する時にその写真を見せましょう。筆箱の中身の写真、算数に使う物の写真、月曜日に持って行く物の写真、チェックリストと合わせて、持ち物の写真も活用すると、忘れ物防止に効果的です。

家と学校に物を2つ置いておく。

リコーダー笛やピアニカ、絵具、三角定規、コンパス、このような学用品は、家用と学校用に同じ物を2つ買って両方に置いておく。家に持ち帰ったり、学校に持って行ったりする必要がなくなり、忘れ物がなくなります。

プリントは全部プリント入れに入れる。

プリント入れを作って、学校でもらったプリントを全部入れる。プリント入れは、クリアファイルや、ファスナー付きの透明なバッグを利用します。学校でプリントをもらったら、すぐにプリント入れに入れるようにさせます。学校から配布されるプリントには、保護者への重要な連絡が書かれていることがあります。プリントを失くさなければ、忘れ物が減らせます。

忘れ物がなかったら褒める。

忘れ物をしなかったら褒めましょう。忘れ物をした時だけ、叱っても逆効果です。忘れ物がなかった時に、褒めるようにしましょう。子供は褒められて成長していくものです。発達障害児、知的障害児も褒められて自信がつき、成長していきます。

学校に期待すること、発達障害児への配慮

学校に期待することは、必ずやってもらえるわけではありません。担任の先生にとって、負担になることも多いため、先生とよく話し合って希望を伝えましょう。

最前列の席にしてもらう。

席替えで最前列の席にしてもらう。一番前にいると、先生の目が届くので、忘れ物を減らすことができます。

連絡帳を確認してもらう。

忘れ物をなくすには、連絡帳を正しく書く必要があります。発達障害の子は、連絡帳を正しく書けなくて、忘れ物が多くなってしまいます。担任の先生に連絡帳の確認をお願いできれば、忘れ物を減らすことができます。

予備の物を使わせてもらう。

忘れ物をした時は、学校にある予備の用具を貸してもらう対応をお願しましょう。予備がない教科書などは、隣の人に見せてもらいましょう。鉛筆や消しゴムなどは、予備の物を学校に置いて、予め先生に預けておきましょう。隣のお友達に教科書を見せてもらうことは、そのお友達に迷惑がかかっています。予備の物を使ったり、隣に見せてもらうのは、やむを得ない場合だけで、忘れ物自体をなくす方法を取り組みましょう。

ダメな例、発達障害児には効果なし。

厳しく叱る。

厳しく叱って反省させても、忘れ物はなくなりません。怒鳴ったり、怒ったり、叱ったり、ついついやってしまいがちですが、それでできるなら苦労しません。何度も叱責するのは、障害児の気持ちを傷つけるだけで、何も解決しません。障害児本人が一番反省しているのです。ただ、障害児が忘れ物を悪いことと理解していない場合は、忘れ物をいけないことと理解させるために、叱ることも必要になります。

忘れた回数を記録する。

忘れ物をした日にバツ印をつけたり、忘れ物をした回数をグラフにする。こんなネガティブなことは、家庭でも学校でも絶対にやめましょう。特に学校でみんなの前でネガティブなことをやると、いじめの原因となります。忘れ物がなかった日に丸印をつけたり、忘れ物をしなかった回数を記録するように、障害を持つ子が前向きな気持ちになるような工夫をしましょう。


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発達障害・知的障害の特徴

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