改善例:音読ができない。小学生の発達障害

      2016/09/19

音読ができない。改善方法の具体例、小学生の発達障害

国語の教科書の音読ができない。読み飛ばしが多い。漢字が読めない。スラスラ読めず一文字ずつ読む。発達障害、知的障害を持つ子には、音読が上手くできない子がいます。他の勉強はできるのに、音読だけが上手くできない子もいます。
何気ない音読という行為も、脳でいろんな情報を処理しています。文字の形から、文字を判別する。目で見た文字の視覚情報を音に変換する。適度な文節に区切って読む。1行読んだら、次の行へ移る。文章の意味を理解する。このように、脳内でいろんな機能が働いて、はじめて音読ができるのです。発達障害、知的障害を持つ子は、その機能のどこかに不具合があって、上手く音読ができないのです。障害を持つ子が、上手く音読ができるような改善方法の具体例を紹介します。

家庭でやること、発達障害児に改善効果あり。

本の読み聞かせ。

音読が苦手な子には、本の読み聞かせをしてあげましょう。音読が苦手な子は、文字や言葉への興味が少なくなります。まず、親が本の読み聞かせをやって、本、文字、言葉への興味を持たせるようにしましょう。子供に音読をやらせるには、親が音読、読み聞かせをやってみせるのが一番効果的です。

行の間に線を引く。

行と行の間に線を引いて、読んでいる行をわかりやすくしましょう。一行おきに蛍光ペンで色を塗るのも効果があります。読んでいる行がわからなくなる子には、この方法が効果的です。

文節を線で区切る。

「きれいな花がさいています。」この文章を「きれいな/花が/咲いています。」と文節に線で区切りを入れましょう。文章には読みやすいように「、。」の句読点があります。発達障害、知的障害を持つ子は、句読点だけでは、上手く文章が区切れず、音読ができない子がいます。その場合には、細かく文節を区切ると、読みやすくなります。

よく間違う単語に目印をつける。

よく間違う漢字にふりがなをつけたり、よく間違う部分に目印をつけましょう。漢字を何度も読み間違う。「寒い」を「つめたい」と、似た意味の言葉に置き換えて読んでしまう。特定のところが読めない場合は、目印をつけて、注意を促す。発達障害、知的障害で注意力が弱い子には、目印をつけて、読むときに識別しやすくしましょう。

学校に期待すること、発達障害児への配慮

学校の授業では音読が必ずあります。国語の時間はもちろんですが、算数の時間でも問題文を読むことがあります。学校の勉強では、みんなの前で文章を読むことは避けられません。学校の先生に、障害児の特性を正しく理解してもらい、手助けしてもらえるように相談しましょう。

読み間違いをフォローしてもらう。

読み間違い、漢字が読めない、そんな時に先生にフォローしてもらいましょう。発達障害、知的障害を持つ子は、障害のため音読ができないのです。わざと読まないのではありません。障害児本人の努力不足、練習不足などではないのです。学校の先生には、障害児の特性を理解してもらって、授業中に音読が上手くできなかった時に、フォローしてもらうようにしましょう。

ダメな例、発達障害児には効果なし。

読めないことを叱る。

発達障害、知的障害を持つ子が、読み間違ったり、読めなかったりした時に、そのことを叱っても効果がありません。音読が上手くできない原因は、障害による脳の機能なので、本人の努力ではどうしようもないのです。不必要な叱責は、障害児本人が自信をなくすだけで、効果はありません。叱るのではなく、音読が上手くできるような工夫やフォローをしてあげましょう。


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発達障害・知的障害の特徴

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