すぐに泣いたり、突然怒り出す。発達障害児の特徴です。
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<目次>、すぐに泣く。突然泣きだす、怒りだす。
- 1、発達障害の特徴の具体例
- 2、うちの子の場合は。(障害を持つ子)
- 3、こんなことが困ります。
- 4、原因はなんだろう?
- 5、改善方法の具体例、これを試そう。
発達障害の特徴、具体例。
すぐに泣く。突然泣きだす、怒りだす。
ちょっとしたことで、すぐに泣く。
突然泣き出す、突然怒りだす。
これも発達障害児の特徴の一つです。
- ちょっと叱ると、すぐに泣く。
- お友達から、ちょっとからかわれたら泣く。
- 自分の思い通りにならないと泣く。
- いつもと違うことが起こると突然泣き出す。
- ちょっとした環境変化で突然泣き出す。
泣くことで、自分の気持ちを表現しています。
子供は感情がストレートです。
どんな子でも幼児の頃は、突然泣いたり、怒ったりしますが、発達障害の子は、小学生になっても突然怒ったり、泣き出します。
発達障害の子は、自分の気持ちをうまく相手に伝えられません。
気持ちが表情にあらわれません。
突然、泣くことや、怒ることは、気持ちの表現が苦手な発達障害児にとって、コミュニケーションの手段でもあります。
うちの子の場合は。
広汎性発達障害、軽度知的障害児
うちの子も、感情の起伏が大きく、すぐに泣き出します。
うちの子の場合も、すぐに泣く特徴があります。
私が叱るとすぐに泣き出します。
学校で誰かに注意されると、すぐに泣き出してしまうので、その度に、学校の先生やお友達は心配してくれてました。
うちの子は、泣くだけで、突然怒る特徴はありませんでした。
だんだん会話が上手になって、自分の気持ちを言葉で伝えることができるようになりと、突然泣くことは少なくなってきました。
それでもまだまだ突然泣き出すことがあります。
やっぱり発達障害だと、感情の起伏が大きいんだなと感じます。
困ることは?、すぐに泣く。突然泣きだす、怒りだす。
先生やお友達を驚かせ、迷惑をかけるので、困ります。
小学校で、突然、泣いたり、怒ったりすると、周囲の人を困らせます。
発達障害の子は、神経が過敏で、周囲の人にとってはなんでもないことでも、不安になったりします。
ちょっとした環境の変化で、強いストレスを感じている場合があります。
周囲の先生やお友達は、泣いたり、怒ったりする、前触れがわからないので、突然の行動で迷惑がかかります。
すぐに泣く。いいこともあります。
優しい子。
すぐ泣く子は、とっても優しい子の場合もあります。
家族やお友達に同情して泣く、とても優しい行動の場合があります。
周囲の人から、とても好意的に感じてもらえる場合もあります。
コミュニケーション能力の不足で周囲を困らせることが多い発達障害ですが、すぐに泣くという特徴はいい面もあるのです。
すぐに泣く。突然泣きだす、怒りだす。その原因は?
障害のため、自制心、コミュニケーション能力が弱いのが原因です。
- こだわりが強く、何かの変化で極端に不安になる。
- 自制心が弱く、衝動的な感情をおさえられない。
- コミュニケーション能力が弱く、気持ちを伝えられない。
こんな原因で、発達障害の子は感情の起伏が激しく、気持ちがおさえられなくなり、突然、泣き出したり、怒ったりします。
コミュニケーション能力が上達し、言葉で気持ちを伝えられると、泣き出すことが少なくなります。
感情のコントロールも、年齢とともに、だんだん上手になってくる場合が多いです。
すぐに泣く。突然泣きだす、怒りだす。改善方法の具体例、小学生の発達障害
障害で感情の起伏が激しい子が、泣かない、怒らないための改善例を紹介します。
泣かない、怒らないために、家庭でやること。
泣いたら、視線を合わせて注意する。
泣いてる子供に注意しても、全然伝わりません。
見えていない、聞こえていないからです。
発達障害児の場合は、特に、激しく泣いて、周囲が見えなくなります。
泣き出したり、怒り出したりした場合は、子供の前に座り、視線を合わせてから、泣かないように注意します。
泣いたり、怒ったりしている発達障害児に、視線を合わせず注意しても、どんなに大声でも、子供には伝わりません。
発達障害の子は、視線を合わせるのが苦手です。
親の方から、しっかりと目と目を合わせましょう。
泣きやんだら褒める。
泣くのを我慢して、泣きやんだ時には、子供を褒めましょう。
泣いたけど、我慢する。
怒ったけど、我慢する。
発達障害児は、我慢する経験を繰り返して、自分の感情をコントロールできるようになっていきます。
我慢した子供は、親が褒めることで、次も我慢する気持ちになります。
泣きやんだ子供を、しつこく叱り続けるのはダメです。
泣く前、怒る前に、言い聞かせる。
普段の生活の中で、子供が冷静な時に、言い聞かせましょう。
すぐに泣いちゃダメ。
すぐに怒っちゃダメ。
こう言い聞かせるのは、泣き出した時や、怒り出した時じゃありません。
興奮した状態の障害児に、話を聞かせるより、落ち着いた状態の子に、話を聞かせた方が、当然効果があります。
外出先で泣いたら、家に連れて帰る。
お出かけの途中で泣き出したら、家に連れて帰りましょう。
電車の中で泣き出したら、次の駅で降りる。
スーパーなどのお店の中で泣き出したら、外に連れて出ましょう。
泣いたことを叱ったり、ご褒美で泣きやめさせず、泣き出した時点で、行動を打ち切って帰りましょう。
静かな場所で、しっかりと子供と向きあってから、注意しましょう。
外出は中止して、とりあえず家に帰る。
しつこい時は、無視する。
発達障害児が一旦、泣き出したり、怒り出したら、もともとの原因を忘れ、興奮状態が続き、さらに泣き出します。
視線を合わせて注意しても、パニック状態になって泣き出したら、無視して、子供が疲れて冷静になるまで、待ちましょう。
泣かない、怒らないために、学校に期待すること。
障害のことを先生にお願いしましょう。
発達障害児への配慮
障害のため、すぐに泣く、突然怒ったりする特徴があると、先生にしっかりと伝えましょう。
家庭でやっている対策や、障害児本人の特性を、先生とよく話し合って、学校でやっていただけることを相談しましょう。
泣き出しても、気にしない。
学校で障害を持つ子が、突然泣き出したり、突然怒り出しても、過度な対応をせず、気にしないでもらいましょう。
学校の先生は、良かれと思って、障害を持つ子に、丁寧な対応をしてくれる場合があります。
そのことが、かえって子供の行動を助長することもあります。
「うちの子が泣いても、気にしないでください。」そのくらいの対応を、学校の先生にはお願いしましょう。
過剰反応せずに、気にしない。
静かな場所へ移動させてもらう。
泣きやまない時には、教室の外の静かな場所へ、連れて行ってもらいましょう。
教室の中で、泣き続けると、他のお友達に迷惑がかかります。
それと、大勢の友達に注目されることで、さらに興奮してしまうことがあります。
人が少ない静かな場所へ移動させてもらい、興奮を冷ましてもらう対応をお願いしましょう。
ダメな例、発達障害児には効果なし。
障害児に効果なし。
イライラして大声で叱る。
子供が些細なことで、泣き出したり、突然怒り出すと、ついついイライラしてしまいます。
障害が原因とわかっていても、つい感情的になってしまう経験が、親ならありますよね。
しかし、大声で子供を叱ると、興奮して、さらにひどく泣き出したり、怒ったりします。
大声ではなく、冷静に注意して、子供を興奮させないようにしましょう。
ご褒美で泣きやませる。
ご褒美はダメ。
たとえ、ご褒美で泣きやんだり、怒るのをやめても、問題の根本原因は解決できません。
また、同じことの繰り返しになり、ご褒美が、さらにエスカレートすることになります。
障害児本人に、感情を抑えて我慢することを学ばせるためには、ご褒美ではなく、我慢する本人の頑張りを支援しましょう。
泣きやんだ時に、しつこく叱る。
泣きやんだ時に、子供に言い聞かせても、理解できません。
泣きやんだ直後は、興奮状態が残った状態なので、物事を教えても、効果がありません。
泣きやんだ時には、褒めてあげて、泣くのを我慢したら褒められると、子供が感じるようにしましょう。