発達障害とは?発達障害って何?

乳児の発達障害の特徴。笑わない、泣かない、言葉が遅い、眠らない、目を合わせない、感覚が過敏。

0歳〜2歳・乳児の発達障害の特徴

乳児期の発達障害・知的障害の特徴の具体例です。

この乳児期は、まだ発達障害や知的障害が確定できない場合がほとんどです。発達障害の特徴があっても、年齢とともに改善されていく場合が多くあり、発達障害とは限りません。

それでも、早期に発達障害を発見することは、とても大切なことです。小さい頃から療育を始めることができます。
もしかしたら発達障害かも?、と思ったら、子供の特徴をよく見て、様子を観察していきましょう。

乳児の発達障害・知的障害の特徴一覧、0才〜2才

  1. 笑わない。
  2. 泣かない。
  3. 名前を呼んでも振り向かない。
  4. 言葉が遅い。
  5. 言葉がおかしい。
  6. 眠らない。
  7. 手をつながない。
  8. 指差しをしない。
  9. 人と目をあわせない。
  10. 偏食、食べ物の好き嫌いが激しい。
  11. 抱きしめると嫌がる。

乳児から、幼児へ成長していくと、だんだん障害の特徴が、わかりやすくなってきます。



1.笑わない。乳児の発達障害の特徴、具体例

赤ちゃんが笑わないこと、これも発達障害児の特徴の一つです。

母親があやしても、喜んでいるのか、よくわからない反応しかしない特徴があります。泣かない特徴と同じで、発達障害児は自分の気持ちを表情にだしません。

赤ちゃんは、手を叩いたり、バーって言ったり、母親が笑ったりすると、一緒に笑ったりします。発達障害児は、人に興味や関心がなく表情が少ない特徴があり、ほとんど笑ってくれません。

笑わない特徴のある子でも、母親は乳児のちょっとした表情の変化を感じ取ることができるので、子供が笑っているのがわかります。そのため、子供のことを一番理解している母親が、この笑わない発達障害の特徴を見逃す場合があります。

2歳まで全然笑わない特徴の子も、年齢と共に笑えるようになり、3歳を過ぎた頃から、ちょっとずつ笑えるようになってくる場合が多いようです。

笑わない。うちの子の場合は。
(広汎性発達障害、軽度知的障害児)

わたしの子供も、乳児期は笑うのが少ない特徴がありました。

全く笑わないのではなく、笑うことが少なかったです。それでも、3歳を過ぎてからは、声を出してケラケラ笑えるようになってきました。

障害があるのが一人目の子供だったので、乳児期に、ほとんど笑わないって感じたのは、二人目の子が生まれて、その子と比較してからです。二人目の子が赤ちゃんの時に、赤ちゃんって、こんなに笑うんだって、びっくりしました。そして、笑わなかった一人目の子供が、心配になりました。

一人目の子供だと、ちょっとでも笑ってくれていると、母親って気付きにくいものだと思います。



2.泣かない。乳児の発達障害の特徴、具体例

泣かない赤ちゃん、発達障害児の特徴の一つです。

乳児期の赤ちゃんは、泣くことによって自分の気持ちを伝えようとしています。発達障害児は、この自分の気持ちを伝えるのが苦手なので、泣かないのです。

赤ちゃんが泣くときは、お漏らしでおむつを替えてほしい、お腹が空いておっぱいが飲みたい、眠くて抱っこしてほしい、とかがあります。あと、母親の姿が見えないと淋しくなって泣いたりします。

発達障害を持つ子供は、こうした母親への愛着行動をしない特徴があります。一人で遊んでも淋しがらなくて泣かない。一人でじっとしてぐずらない。こういった行動をするので、ほとんど泣かない特徴があると、母親にとっては育てやすい子と感じることがあります。

泣かない特徴がある子も、乳児期を過ぎると年齢と共にちょっとずつ感情が表現できるようになってくる場合があります。幼稚園くらいの幼児になると、泣かない子がちょっとずつ泣くようになってくる場合もあります。

泣かない。うちの子の場合は。
(広汎性発達障害、軽度知的障害児)

わたしの子供も、泣かない特徴がありました。

泣かずに、手がかからない子でした。寝るときに添い寝をしなくても、一人でお昼寝してくれてました。一人で長時間遊んでもぐずらないので、とっても育てやすかったです。私にとっては、一人目の子供だったので、こんなものかなって、その当時は気にしてませんでした。

乳児期が終わり、3歳をすぎた頃から、今度はすぐに泣くようになりました。自分の思い通りならないと、ちょっとしたことで、すぐに泣く。でも一人でいても淋しくて泣くということはありませんでした。



3.名前を呼んでも振り向かない。乳児の発達障害の特徴、具体例

赤ちゃんの名前を呼んでも、振り返らない、反応しない、これも発達障害児の特徴です。

自分の名前を呼ばれて振り返るという行動は、自分の名前を繰り返し母親や周囲の人から呼ばれることで、自分の名前なんだと自覚する必要があります。そして、その呼びかけに対して、振り返ったり、声を出したり、身体を動かしたり、手をあげたりと、反応をすることになります。このように赤ちゃんが、自分の名前を呼ばれて振り返るって行動は、なかなか難しい行動なんです。

発達障害を持つ赤ちゃんは、この名前を呼ばれて振り返るという行動が、できない特徴があります。
自分のことしか関心がなく、まわりのことに興味がないのが原因です。その他の原因として、知的障害があり、そもそも自分の名前という概念を、理解できていない場合があります。

赤ちゃんの名前を呼んでも反応がなく、振り向かない、聞こえなかったのかな?って思うことが多い場合は、発達障害児の特徴かもしれません。

名前を呼んでも振り向かない。うちの子の場合は。
(広汎性発達障害、軽度知的障害児)

わたしの子供も、赤ちゃんの頃は、名前を呼んでも振り返らないことが多かったです。

恥ずかしがり屋なのかな?って、いいように考えていました。今考えると、発達障害の特徴だったと思います。



4.言葉が遅い。乳児の発達障害の特徴、具体例

言葉が遅く、静かでおとなしく全然喋らない。発達障害児の特徴です。

言葉が遅い特徴では、知的障害も考えられます。2歳になっても話さないので、発達障害や知的障害がわかることが多いです。

赤ちゃんは、母親や周囲の人に興味を持ち、コミュニケーションをとりたいと思って、言葉を覚え、自分から言葉を発するようになってきます。同じ年齢の子供と比べて、明らかに言葉が遅いと感じたら、発達障害や知的障害かもしれません。健診のときに、相談してみましょう。

乳児期では言葉が遅く、全く話さなかった子も、急に話し始める子もいます。なかなか喋らないなと思っても、3歳くらいになったら普通に話し始める子も多くいます。

言葉が遅い。うちの子の場合は。
(広汎性発達障害、軽度知的障害児)

わたしの子供は、2歳の頃、喋るのは単語だけで、会話ができませんでした。

そして、3歳を過ぎても会話ができませんでした。やっぱりこの言葉が遅いっていうのは、発達障害・知的障害児の典型的な特徴だと思います。


5.言葉がおかしい。乳児の発達障害の特徴、具体例

喃語(なん語)を喋らない、ちょっと言葉がおかしい、発達障害児の特徴です。

発達障害児の中には、普通の赤ちゃんが言葉を覚えていく段階と、言葉の覚え方が違う特徴があります。普通の赤ちゃんは、「おっおっ」「あうー」「えー」といった母音を、まず発するようになります。その後に「ばぶばぶ」「きゃっきゃ」といった子音を含めた喃語(なん語)を発するようになります。こういった喃語(なん語)を話さず、いきなり「りんご」「パジャマ」といった単語を話し始める特徴があります。また、母親が言ったことを、おうむ返しで、そのまま繰り返す特徴がみられる場合もあります。

その他には、普通に言葉を話し始めたけど、突然、話さなくなってしまう場合もあります。このように発達障害児は、言葉についてのいろんな特徴があります。

言葉がおかしい。うちの子の場合は。
(広汎性発達障害、軽度知的障害児)

わたしの子供の場合は、喃語(なん語)も、言葉も全部が遅かったです。

わたしの子供の場合は、発達障害だけじゃなく知的障害もあるので、極端に言葉が遅いっていう特徴だけでした。覚えるのが遅いだけで、覚える言葉がおかしいなって感じたことはありません。喃語(なん語)を言い始めるのも遅かったです。

このように、発達障害の特徴は全ての発達障害を持つ子に当てはまるわけではありません。いくつかの特徴には当てはまるけど、他の特徴には当てはまらない。発達障害・知的障害のいろんな特徴を確認して、当てはまる特徴を確認しましょう。


6.眠らない。乳児の発達障害の特徴、具体例

眠らない、夜中に寝ないでずっと起きている、夜泣きが激しい、これも発達障害児の特徴の一つです。

抱っこしていて眠ったとき、布団に寝かせようとすると、気がついて目が覚めて泣き出す。夜中真っ暗の中、ずっと目を開けて起きている。ベビーカーに乗っている時だけ眠るけど、ベビーカーから降ろすと起きる。自動車に乗っている時だけ眠るけど、車から降ろすと起きる。

乳児期の赤ちゃんの夜泣きは、どんな子でもしょうがないのですが、発達障害の赤ちゃんは、とにかく眠らない。赤ちゃんが病気で泣いてなければ、夜泣きしてても母親は気にせず眠ってしまうくらいの、割り切りが大切です。年齢とともに、いつかはちゃんと寝れるようになります。

眠らない。うちの子の場合は。
(広汎性発達障害、軽度知的障害児)

うちの子は、いつもぐっすり寝てくれました。

うちの子の場合は、眠らない特徴はなく、乳児期の夜泣きもありませんでした。いつもぐっすり眠ってくれて、育てるのが楽でした。


7.手をつながない。乳児の発達障害の特徴、具体例

手をつなぐのを嫌がる、身体を触ると嫌がる、発達障害児の特徴の一つです。

手や身体の神経が過敏で手をつなぐだけで、強い痛みを感じる子がいます。赤ちゃんの手や足を握ると嫌がって泣く。手をつなげない、触れられるのを嫌がるほどの神経過敏だと、日常生活でも困ったことが多くなります。
母親に抱きしめてもらいたい、手をつないでもらいたいと思っていても、神経が過敏で、痛みや不快感を感じてしまう。この特徴があると、子供が一番悲しい気持ちになっていて、誰かに助けてもらいたいって思っているのです。

乳児期に神経過敏の特徴があっても、年齢とともに段々過敏さがなくなってくる場合がほとんどです。

手をつながない。うちの子の場合は。
(広汎性発達障害、軽度知的障害児)

わたしの子供は、手をつなぐのは嫌がりませんでした。

おそらくわたしの子供は、神経の過敏さの特徴は、比較的少ない方だと思います。それでも、障害のない兄弟と比べると、神経は過敏です。


8.指差しをしない。乳児の発達障害の特徴、具体例

指を差して何かを人に伝える、発達障害の赤ちゃんは、この指差しをしない特徴がありあます。

おもちゃを指差して母親に何かを伝えようとする。発達障害児は、こんな行動をしない場合が多いです。何かを指差して、母親や人の関心や興味を引こうとしない。自分が欲しいものを指差して取ってもらおうとしない。この特徴は、自分の気持ちを、うまく表現して伝えられないのが原因です。

おもちゃを取って欲しいときに、おもちゃを指差さず、じーっと母親を見つめたりします。母親は、じーっと見つめられると何かあると感じ、おもちゃを取ってあげたりします。発達障害の赤ちゃんは、そうやって自分の欲求が叶ってしまうので、結果的に満足します。母親はじーっと見つめられると何かあるっていうのが、コミュニケーションだと思って不自由を感じない場合があります。

母と子が、なんでも目と目でわかりあえるのは、いい面でもありますが、発達障害のサインを見逃さないようにしましょう。

指差しをしない。うちの子の場合は。
(広汎性発達障害、軽度知的障害児)

わたしの子供も指差しをしませんでした。

指差しせずに、何かして欲しい時には、じっと固まって何かを見つめることが多かったです。その仕草で、母親の私には、なんとなく子供がして欲しいことがわかるので、それで不自由は感じていませんでした。そんなもんかなっていうのが、その時の気持ちです。今考えると、発達障害の子供の特徴でした。


9.人と目をあわせない。乳児の発達障害の特徴、具体例

赤ちゃんが目をあわせない、発達障害児の特徴の一つです。

なんだか人と目をあわせない気がする。母親以外とは、目をあわせない。まわりの人に興味や関心がないのが原因です。
母親などの身近な人の場合は、母親のほうから子供の視界に入って目をあわせていたりします。おもちゃを子供に見せようと、子供の視界のほうに、おもちゃを持っていったりします。そのため、母親は子供が人と目をあわせないことに、気づかない場合もあります。

あんまり人と目をあわせないなって思ったら、父親とか、母親以外の誰かと接するときの子供の視線をよく観察してみましょう。

人と目をあわせない。うちの子の場合は。
(広汎性発達障害、軽度知的障害児)

わたしの子供も、乳児の頃は、人と目をあわせませんでした。

幼稚園の頃になると、乳児の頃よりは人と目をあわせられるようになりました。年齢と共にできるようになってきていますが、それでも人と目を合わせるのが苦手です。


10.偏食、食べ物の好き嫌いが激しい。乳児の発達障害の特徴、具体例

食べ物の好き嫌いがとっても激しい、離乳食を食べない、発達障害児の特徴の一つです。

食べ物の好き嫌いが激しい特徴があると、離乳食を作るのが大変です。うまく食べられないのか、好き嫌いで食べないのかが、よくわかりません。
感覚が過敏なので、味の好みはもちろん、においの好み、食べ物の固さによる食感の好み、色や形などの見た目・視覚の好みなど、いろんな原因があります。

発達障害の赤ちゃんには、偏食という特徴以外にも、食事が苦手な場合が多く、噛むことができない、なんでも口一杯に詰め込んでしまうといった問題もあったりします。

偏食、食べ物の好き嫌いが激しい。うちの子の場合は。
(広汎性発達障害、軽度知的障害児)

わたしの子供も、偏食が激しい特徴があります。

赤ちゃんの頃は、離乳食を食べられないので、困ってしまいました。
わたしの子供が赤ちゃんの頃は、固いものが全くダメ。噛むということができませんでした。噛んで食べることができない。なんでも飲み込むだけ。食事の時は、喉に詰まっちゃうのが、ずっと心配でした。


11.抱きしめると嫌がる。乳児の発達障害の特徴、具体例

赤ちゃんを抱きしめると嫌がる、触れると嫌がる、発達障害児の特徴の一つです。

ぎゅっと抱きしめることは親子の愛情表現なのですが、神経が過敏な特徴の赤ちゃんは、すごい圧迫感を感じてしまいます。その時の体調や気分によって、感覚の過敏さは変化する場合があります。赤ちゃんを触ってみて嫌がる時は抱きしめるのを控えて、大丈夫な時はいつもの分まで抱きしめてあげましょう。

子供の様子を見ながら、発達障害を持つ子が苦しみを感じないように、愛情を持って子供と接しましょう。

抱きしめると嫌がる。うちの子の場合は。
(広汎性発達障害、軽度知的障害児)

わたしの子供は、抱きしめることは嫌がりませんでした。

神経の過敏さの特徴は少ないほうでした。それでも、服の生地の好き嫌いは強くあって、着ると必ず泣き出す服がありました。その服の生地が嫌なのだと思います。
年齢とともに、神経の過敏さは少なくなってきています。



年代別に障害の特徴、改善例をチェック

大人の発達障害の特徴 小学生の発達障害の特徴 幼児の発達障害の特徴 乳児の発達障害の特徴

障害の種類で特徴、改善例をチェック

自閉症の特徴 アスペルガー症候群の特徴 注意欠如多動性障害ADHDの特徴 学習障害LDの特徴

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