発達障害とタイムスリップ現象、フラッシュバック現象

      2017/11/14

フラッシュバックとタイムスリップ、発達障害でよくある現象です。

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フラッシュバックとタイムスリップ現象とは。

トラウマを思い出し、恐怖や苦痛が蘇る…

フラッシュバックとタイムスリップ現象は、どちらも過去の恐怖や苦痛のトラウマ(精神的外傷)を、鮮明に思い出す現象です。
過去の記憶が蘇ることによって、恐怖や痛みなどが蘇ります。

PTSD心的外傷後ストレス障害は、フラッシュバックが特徴的な症状として見られます。
誰でも、急に昔のことを思い出して、嫌な気分になることがあると思います。フラッシュバックは、程度の違いはありますが、誰にでも起こる現象なのです。

発達障害があると、フラッシュバックとタイムスリップが多い。

発達障害があると、多くなる。

発達障害がない人に比べて、発達障害者は、フラッシュバックとタイムスリップ現象が比較的多く見られます。
自閉症やアスペルガー症候群など、自閉症スペクトラム障害で、多い傾向があります。

発達障害があると、過去のトラウマから、10年や20年経った後に、突然、フラッシュバックが起こることもあります。

  • 発達障害のため精神的苦痛となる出来事が多い。
  • 特定の出来事への記憶力が高い。

他の人にとっては何でもないことでも、発達障害があると、我慢できない苦痛を感じることがあります。
また、自分がこだわりを持つことに関しては、驚異的な記憶力を発揮することもあります。

この2つの特徴が、発達障害者に過去の恐怖や苦痛のトラウマが蘇ることが多い原因だと指摘されています。

しかし、なぜ発達障害者に過去のトラウマが蘇ることが多いのか、正確なメカニズムは、わかっていません。

2つの違いは?、フラッシュバックとタイムスリップ

2つの違いは、トラウマをいつの時点と認識してるのかです。

フラッシュバック現象とは、過去のトラウマを、過去のこととして思い出す。
タイムスリップ現象とは、過去のトラウマを、つい最近のことと誤って認識する。

2つの違いは、過去のトラウマを、いつの時点の出来事と認識しているかという点です。

昔の経験を、つい最近の出来事と間違って認識していれば、タイムスリップ現象です。

しかし、タイムスリップという用語は使わず、フラッシュバックとタイムスリップ、この両方の意味で、フラッシュバックという用語を使う場合もあります。
過去のトラウマを思い出せば、それを過去のことと認識していても、最近のことと認識していても、フラッシュバックという言葉を広い意味で使う場合もあるのです。

発達障害では、タイムスリップが多いのが特徴。

タイムスリップが多い特徴があります。

発達障害者は、過去の記憶を、つい最近のことと誤って認識することが多くあります。

発達障害を持つ人には、もちろんフラッシュバックもありますが、タイムスリップ現象が比較的多い傾向があるのです。
これは、発達障害者に特有の思考回路が、大きく関連していると考えられています。

そのため、発達障害者の場合には、フラッシュバックを広い意味では使わずに、タイムスリップとフラッシュバック、この2つの用語を使い分けます。

困ることは?、フラッシュバックとタイムスリップ

精神的な症状と身体的な症状もあり、劣等感や孤独感を一層深めます。

フラッシュバックとタイムスリップは、恐怖、怒り、不安、パニックなどの精神的な症状に加えて、頭痛や腹痛、吐き気などの、身体的な症状も引き起こします。

  • 厳しく叱られた記憶
  • 苦手なことを強要された記憶
  • 対人関係のトラブルや失敗の記憶
  • 仲間外れにされた記憶

発達障害があると、いろんな思い出したくない辛い経験が多くあります。
発達障害者は、気持ちの切り替えが苦手な場合が多いので、一度思い出してしまうと、いつまでも引きずってしまいます。

タイムスリップとフラッシュバック、どちらも、恐怖や苦痛の記憶が蘇るので、結果として、発達障害者の劣等感や孤独感を、より一層高めることになります。

タイムスリップでは、さらに困ったことに。

タイムスリップは、さらに深刻…

タイムスリップ現象の場合には、過去のトラウマを、つい最近のことと本人は認識しています。
そのため、過去にトラブルのあった相手に対して、話を蒸し返すことも、よくあります。
相手にとっては、とっくの昔に終わった話を、つい最近のことのように言われるので、さらに人間関係を悪化させることになります。

改善方法は?、フラッシュバックとタイムスリップ

治療方法の選び方が重要です。
  • 認知行動療法による治療
  • 抗うつ薬による治療
  • 眼球運動を利用したEMDR療法
  • 催眠療法による治療

この中では、認知行動療法と抗うつ薬などの薬物治療が、比較的多くの場合で使われます。

認知行動療法の中の、持続エクスポージャー療法がフラッシュバックの治療によく使われます。
抗うつ薬などの治療薬を使った治療は、副作用の心配があります。

それぞれの医師によって、その医師自身の主観で、どの治療方法を選ぶかが変わります。
そのため、精神科の治療では、医師を選択することが、実質の治療方法の選択になります。
診療してもらう医師の治療方針に、不満があるときは、別の医師に変更する必要があります。

どの治療方法でも、精神科を専門としている医師による診療を受けることが重要です。
薬物療法の副作用が気になる場合などには、セカンドオピニオンを活用して、治療方法は慎重に決めましょう。

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