すぐに友達に乱暴してしまう。発達障害児の特徴です。
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<目次>、暴力と暴言、友達に乱暴する。
- 1、発達障害の特徴の具体例
- 2、うちの子の場合は。(障害を持つ子)
- 3、こんなことが困ります。
- 4、原因はなんだろう?
- 5、改善方法の具体例、これを試そう。
発達障害の特徴、具体例。
友達に衝動的に暴言や暴力をする。
お友達を叩いたり、突き飛ばしたり、すぐに乱暴をしてしまう。これも発達障害児の特徴の一つです。
- 学校でお友達とすぐにケンカをしてしまう。
- すぐにカッとなって暴力をふるう。
- 勢いで人を傷つける暴言を吐く。
自分の思い通りにならない、気に入らないことがあると、衝動性を抑えられず、お友達を叩いたり、突き飛ばしたり、乱暴なことをしてしまう特徴があります。同じお友達に何度も乱暴する場合もあります。
うちの子の場合は。
(広汎性発達障害、軽度知的障害児)
うちの子は衝動的に泣き出しますが、暴力はありません。
うちの子の場合は、乱暴する特徴はありません。すぐに泣き出してしまう特徴があります。急に泣き出して、なぜ泣き出すのか理由がわからないことがあります。何か理由があると思うのですが、わたしにも理由がわかりません。
乱暴する特徴の子も、何か本人にだけ感じるものがあり、何かを伝えたのだと思います。
困ることは?、友達に乱暴する。
お友達への暴力は、仲間はずれになり困ります。
本人には、何か不安になったり、強いこだわりがあることが思い通りになっていなかったりするのですが、周囲の人には理解ができません。
本人には理由があるのですが、急に暴力的になってしまうのです。お友達に何が理由かわからずに乱暴すると、仲間外れになってしまう困った特徴です。
友達に乱暴する。その原因は?
障害のため、コミュニケーション能力が弱く、衝動的に行動するのが原因です。
- 感情のコントロールができず、衝動的に行動する。
- コミュニケーション能力が弱く、暴力でしか気持ちを伝えられない。
これが発達障害児、知的障害児の暴力の原因です。
自分の思い通りにならなかったり、不安になったり、嫌なことがある時に、発達障害児は、イライラして感情が押さえられません。
また、コミュニケーション能力が不足しているので、自分の嫌な気持ちを、暴力でしか相手に伝えることができません。
発達障害児は、お友達に意地悪をしようとして、乱暴するのではないのです。
暴力と暴言、友達に乱暴する。改善方法の具体例、小学生の発達障害
障害児が衝動的な感情をコントロールするための改善例を紹介します。
衝動的な暴力と暴言をなくすため、家庭でやること。
ちゃんと謝る。
子供が暴言や暴力で、お友達を傷つけたときは、子供と一緒にちゃんと相手の子に謝りましょう。
親が謝るのではなく、子供も一緒に謝らせましょう。暴言や暴力は悪いことなんだと、しっかり理解させましょう。
気持ちを言葉にさせる。
カッとなったときに、「やめて!「いやだ!」と気持ちを言葉で表現させる訓練をしましょう。
暴言や暴力をふるう前に、大きな声で、気持ちを言葉にさせる。そうすると暴言や暴力にならずに済みます。
気持ちを抑えることができたら、必ず子供を褒めましょう。気持ちが高ぶったら、その気持ちを言葉にさせると、だんだん感情を抑えることができるようになります。
感情を抑える方法を決める。
イライラした時に感情を抑える方法を決めましょう。静かな場所で一人になる。トイレのこもる。顔を洗う。目を閉じる。このように何でもいいので、自分の感情を抑制できる「癖」のような方法を決めて、気持ちを落ち着ける訓練をしましょう。
衝動的な暴力と暴言をなくすため、学校に期待すること。
障害のことを先生にお願いしましょう。
発達障害児への配慮
カッとして暴言や暴力をふるいやすい性格のことを、学校の先生にきちんと説明しておきましょう。衝動的な行動が多いことを、先生に理解していただいて、改善のために協力していただきましょう。
悪いことをしたら、必ず相手に謝らせる。
暴力や暴言の後には、先生に必ず相手に謝らせてもらいましょう。障害児だから暴力もしょうがないと、特別扱いせずに、暴力や暴言は絶対にダメだと、厳しく指導してもらいましょう。
怪我する前に止める。
障害児がイライラしてるのを感じたら、暴力で怪我をしないように、事前に制止してもらいましょう。子供達に危険がないように、怪我をする前に止めるためには、どんな行動をとるのかを、先生に理解してもらう必要があります。発達障害、知的障害を持つ子の特徴を先生とよく相談して、理解してもらうことが大切です。
ダメな例、発達障害児には効果なし。
障害児に効果なし。
ダラダラ長時間説教。
長々と説教をしても意味がありません。叱るときは、暴力、暴言はダメだと端的に叱りましょう。発達障害、知的障害を持つ子は、ダラダラと長い説教をしても、集中して聞くことができず、効果がありません。
後から時間が経って注意する。
カッとなっている最中に、注意するのが効果的です。発達障害、知的障害の子は、時間が経つと忘れてしまいます。障害児本人が自覚できている時に注意するのが、改善の効果が一番あります。感情が抑制できなくなったタイミングで、できるだけ注意をするようにしましょう。