PECS・ペクス、視覚効果を活用する療育の方法

      2016/09/19

PECS・ペクス、絵カードと実物を交換させる療育方法

Picture Exchange Communication System

PECS・ペクスとは?

PECSとは、絵カード交換式コミュニケーションシステムといい、言葉や会話が苦手な障害児に、絵カードを使ってコミュニケーションを自発的に促す療育方法です。

自閉症スペクトラムの障害児の療育に多く使われる、PECS・ペクス。

このPECSは、アメリカで自閉症の障害児を対象に考案されました。TEACCHと同様に、PECSは絵カードで、自閉症スペクトラムの障害児の特徴の、視覚的な効果を活用しています。
実際の療育現場の多くで、このPECSの絵カードを使った療育が行われています。

PECS・ペクスの方法

PECSの第一段階では、障害児が興味を持つ物の絵カードを渡して、絵カードと、その物を交換します。リンゴの絵カードを持たせて、リンゴの絵カードと実際のリンゴを交換します。この時に「リンゴ」を言って、言葉も意識させます。
次の段階では、障害児に欲しい物の絵カードを、自分で取らせます。リンゴの絵カードを障害児に自分で取らせて、実際のリンゴと交換します。

さらに次の段階では、複数の絵カードの中から、障害児が欲しい物の絵カードを選ばせます。いろんな果物の絵カードの中から、リンゴの絵カードを選ばせて、実際のリンゴと交換します。
大人が欲しい物はなに?と質問して、障害児に絵カードを選ばせ、実際の物と交換します。会話での質問に答える訓練になります。

PECS・ペクスの3つのポイント
絵カードと実物と言葉。

このように、絵カードと実際の物を交換し、言葉を発することを繰り返すことで、欲しい物を相手に伝えるコミュニケーション能力を高めます。絵カード交換の時に、大人が言葉を発することで、障害児にも言葉や会話によるコミュニケーションを促します。

具体的な療育方法

発達障害・知的障害の特徴

 - 障害への支援、療育の種類