改善例:ルールが守れない、順番が待てない。小学生の発達障害

      2016/09/19

ルールが守れない、順番が待てない。改善方法の具体例、小学生の発達障害

遊びのルールが守れない。勝手に人の物を使ってしまう。順番が待てずに、並んでいる列に割り込む。人の輪の中に急に入ってくる。発達障害・知的障害の子の中は、ルールを守ることや順番を待つ大切さが理解できない子がいます。学校生活では、自分勝手な子と思われ、仲間外れの原因になります。障害児本人は、みんなと仲良くしたいのに、お友達から嫌われてしまう。そんな障害児が、ルールや順番を守るための、具体的な改善の事例を紹介します。

家庭でやること、発達障害児に改善効果あり。

家族でルールのあるゲームをする。

家族でトランプやスゴロク、ボードゲームなどをやりましょう。障害児が理解できる内容のゲームをやるようにします。両親がわざと負けて、いつも障害児に勝たせるのではなく、勝つこと、負けることの両方を体験させましょう。ゲームは家族が楽しめれば、単純なものでも何でも構いません。トランプのババ抜きや、単純なすごろく、障害児が理解できるゲームで楽しみましょう。
ルールを理解して、ルールを守る、この体験が大切です。家族団らんにもなりますよ。

ゲームの約束を書いて決める。

ゲームを始める前に、そのゲームのルールや約束を書いて決めておきます。例えば、すごろくであれば、
・さいころを振って、出た目の数だけ進む。
・順番を守る。
・途中でやめない。
・負けても怒らない、泣かない。
ゲームの前に箇条書きでルールや約束を整理することで、障害児にもルールが理解しやすくなります。また、負けると怒る癖や、泣く癖がある子も、事前に書いておくことで、約束を守れるようになります。
学校でドッチボールをやる場合なども、事前に家でルールや約束を決めて書いておけば、障害児がルールを理解しやすく、お友達に迷惑をかけることが少なくなります。

家族で並んで順番を待つ。

発達障害、知的障害の子と一緒に出かけたときに、並んで順番を待つ訓練をしましょう。電車やバスに乗るときに、並んで順番を待つ。コンビニやスーパーのレジに並んで順番を待つ。親が並んで順番を待つ様子を障害児に見せて、順番を待つ大切さを理解させましょう。
家庭でも並んで順番を待つことを教えましょう。障害児が手を洗ってたら、親が後ろに並んで順番を待つ。兄弟がいる場合は、兄弟で順番に並ぶ。日常生活に順番を待つことを取り入れましょう。

家族でも「貸して」と言う。

人の物を勝手に使ってしまう、これをなくす訓練として、家庭では、親が子供の物を「貸して」「使っていい?」と聞くようにしましょう。
障害児が遊んでいるおもちゃを、親が「貸して」と言う。子供の絵本を「読んでいい?」と聞く。普段の家庭での生活で、物を使う前に声かけをする習慣をつけさせましょう。

学校に期待すること、発達障害児への配慮

順番やルールが守れないと、学校の先生も困っています。障害児本人の特性や家庭やっていることなどを、先生とよく話し合って、学校でやっていただけることを相談しましょう。

順番やルールに従わせる。

発達障害や知的障害の子は、学校の先生が特別扱いをしてくれる場合があります。そうすると、ルールを守る大切さが理解できません。順番を守らず、列に割り込んだ時には、一番最後に並ばせる。ルール違反をした時には、正しくルールに従わせる。自分の思い通りにならないと、かんしゃくをおこす障害児もいます。怒って暴れたり、泣いたりすると先生には大きな負担になります。しかし、障害児であっても、順番を守る、ルールに従う、そんな当たり前のことを、しっかり先生にも指導してもらいましょう。

ダメな例、発達障害児には効果なし。

イライラして怒る。

子供が何度も何度も言うことを聞かずに、ルールを守らないとイライラしてしまいます。障害だからしょうがないって、わかっていても、ついつい感情的に怒ってしまう。発達障害、知的障害を持つ子の親だったら、この気持ちわかりますよね。
イライラして子供を怒ると、子供もイライラしてきます。親が感情的になると、障害があっても子供はわかります。イライラしても何も解決しない、このことを覚えておきましょう。

なぜ?ダメ!指示を出さない。

「なぜ順番に並ばないの?」「列に割り込んじゃダメ」「ルールを守らないとダメ」こんな言い方は、障害を持つ子には伝わりません。なぜ?ダメ!だけではなく、発達障害、知的障害を持つ子には、具体的な指示をしましょう。
「列に割り込まないで、後ろに並びなさい」「サイコロは1回だけ、ルールを守って次の人にサイコロを渡して」このように障害児には具体的な指示をしましょう。


小学生の発達障害、改善方法の具体例へのリンク

発達障害・知的障害の特徴

 - 改善方法の具体例、小学生の発達障害