小学生の発達障害の特徴

忘れ物が多い。なんでも忘れる。小学生の発達障害の特徴、具体的な改善例

なんでも忘れてしまう。忘れ物が多い。発達障害児の特徴です。

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発達障害の特徴、具体例。

忘れ物が多い。なんでも忘れる。

宿題や教科書、ノートなど学校で必要なものをいつも忘れてしまう。体操服、絵具、習字道具、楽器など学校で使う道具の忘れ物が多い。学校生活の中で、やることを忘れてしまう。

  • 持っていく物を忘れる。
  • 宿題をやるのを忘れる。
  • 名前を書くのを忘れる。
  • 道具の片付けを忘れる。
  • お友達との約束を忘れる。
  • 先生に言われたことを忘れる。

こんな特徴が、発達障害児にはあります。

うちの子の場合は。
(広汎性発達障害、軽度知的障害児)

うちの子も、とにかく忘れ物が多い特徴があります。

うちの子の場合も、時間割をそろえるのが苦手で、忘れ物が多い。学校に自分の箸や水筒を持っていくのですが、何度も持って帰るのを忘れます。
学校に行く前には、持っていくのを何回も確認させて、なるべく忘れ物がないようにさせています。うちの子は知的障害もあるので、特に記憶力が弱いと感じます。

困ることは?、忘れ物が多い。

忘れ物が多い、言われたことを忘れると、学校で迷惑がかかり困ります。

教科書を忘れて、隣の席の友達に見せてもらうと、迷惑がかかります。決められた持ち物、決められた手順を守ることが、学校では大切です。忘れ物が多い、言われたことを忘れる特徴は、学校での集団生活に迷惑がかかり困ります。

しかし、障害のために忘れ物をして、一番困っているのは、障害児本人です。単に叱るのではなく、障害児本人が、自分のことを励ましてくれていると感じられる、信頼関係が大切です。

忘れ物が多い。その原因は?

障害のため、記憶力と注意力が弱いのが原因です。

  • 記憶力が弱くて、すぐに何でも忘れる。
  • 注意力が弱くて、すぐに意識がそれる。

これが、なんでも忘れてしまう障害児の特徴の原因です。

知的な障害がない発達障害児の場合でも、この忘れる特徴はあります。知的な障害がなく忘れ物が多いと、特に、周囲から、だらしのない子と見られてしまいます。
しかし、本人の努力だけで、忘れてしまう特徴そのものが、解決することは難しいです。

注意力が弱い発達障害が、ADHDです。



忘れ物が多い。なんでも忘れる。改善方法の具体例、小学生の発達障害

障害で、記憶力や注意力の弱い子の、忘れ物をなくす改善例を紹介します。

忘れ物をなくすため、家庭でやること。

チェックリストを作る。

チェックリストで、しっかり確認。

学校に持っていく物の「チェックリスト」、学校から持って帰る物の「チェックリスト」を作りましょう。

学校に行く前にチェックリストに丸印をつけて確認する。学校から持ち帰り用のチェックリストを、学校に持って行かせて、帰る前に丸印をつけて確認させましょう。

持ち物の写真を見せる。

視覚情報を活用するのが、発達障害の子には効果的です。

国語に必要な持ち物の教科書とノートとドリルを写真に撮って、学校の持ち物を準備する時にその写真を見せましょう。

筆箱の中身の写真、算数に使う物の写真、月曜日に持って行く物の写真、チェックリストと合わせて、持ち物の写真も活用すると、忘れ物防止に効果的です。

家と学校に物を2つ置いておく。

リコーダー笛やピアニカ、絵具、三角定規、コンパス、このような学用品は、家用と学校用に同じ物を2つ買って両方に置いておく。
家に持ち帰ったり、学校に持って行ったりする必要がなくなり、忘れ物がなくなります。

プリントは全部プリント入れに入れる。

プリント入れを作って、学校でもらったプリントを全部入れる。

プリント入れは、クリアファイルや、ファスナー付きの透明なバッグを利用します。学校でプリントをもらったら、すぐにプリント入れに入れるようにさせます。
学校から配布されるプリントには、保護者への重要な連絡が書かれていることがあります。プリントを失くさなければ、忘れ物が減らせます。

忘れ物がなかったら褒める。

忘れ物をしなかったら褒めましょう。

忘れ物をした時だけ、叱っても逆効果です。忘れ物がなかった時に、褒めるようにしましょう。子供は褒められて成長していくものです。発達障害児、知的障害児も褒められて自信がつき、成長していきます。

忘れ物をなくすため、学校に期待すること。

障害のことを先生にお願いしましょう。

発達障害児への配慮

学校に期待することは、必ずやってもらえるわけではありません。担任の先生にとって、負担になることも多いため、先生とよく話し合って希望を伝えましょう。

最前列の席にしてもらう。

席替えで最前列の席にしてもらう。一番前にいると、先生の目が届くので、忘れ物を減らすことができます。

連絡帳を確認してもらう。

忘れ物をなくすには、連絡帳を正しく書く必要があります。発達障害の子は、連絡帳を正しく書けなくて、忘れ物が多くなってしまいます。担任の先生に連絡帳の確認をお願いできれば、忘れ物を減らすことができます。

予備の物を使わせてもらう。

忘れ物をした時は、学校にある予備の用具を貸してもらう対応をお願しましょう。
予備がない教科書などは、隣の人に見せてもらいましょう。鉛筆や消しゴムなどは、予備の物を学校に置いて、予め先生に預けておきましょう。

隣のお友達に教科書を見せてもらうことは、そのお友達に迷惑がかかっています。予備の物を使ったり、隣に見せてもらうのは、やむを得ない場合だけで、忘れ物自体をなくす方法を取り組みましょう。

ダメな例、発達障害児には効果なし。

障害児に効果なし。

厳しく叱る。

厳しく叱って反省させても、忘れ物はなくなりません。怒鳴ったり、怒ったり、叱ったり、ついついやってしまいがちですが、それでできるなら苦労しません。
何度も叱責するのは、障害児の気持ちを傷つけるだけで、何も解決しません。障害児本人が一番反省しているのです。ただ、障害児が忘れ物を悪いことと理解していない場合は、忘れ物をいけないことと理解させるために、叱ることも必要になります。

忘れた回数を記録する。

忘れ物をした日にバツ印をつけたり、忘れ物をした回数をグラフにする。こんなネガティブなことは、家庭でも学校でも絶対にやめましょう。特に学校でみんなの前でネガティブなことをやると、いじめの原因となります。

忘れ物がなかった日に丸印をつけたり、忘れ物をしなかった回数を記録するように、障害を持つ子が前向きな気持ちになるような工夫をしましょう。



年代別に障害の特徴、改善例をチェック

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