改善例:授業中に静かに座れない。小学生の発達障害

      2016/09/19

授業中に静かに座れない。改善方法の具体例、小学生の発達障害

授業中に隣のお友達に話しかけたり、いたずらをする。横を向いたり、後ろを向いたり、じっと前を向くことができない。窓の外の様子をずっと見ている。ゴトゴト音を出して机や椅子を動かす。授業中に教室の中を立ち歩く。教室の外に出て行く。
発達障害、知的障害を持つ子は、長時間集中するのが苦手です。気が散りやすく、周囲のことが気になってしまいます。勉強の内容が理解できないと、集中力が途切れやすくなります。また、問題を解く時には、授業の内容が理解できず問題をどうしていいかわからずに、まわりキョロキョロ見てしまいます。衝動的に立ち歩いてしまう子や、教室の外に出て行ってしまう子もいます。発達障害、知的障害を持つ子が授業に集中できるようにする改善方法の具体例を紹介します。

家庭でやること、発達障害児に改善効果あり。

集中できる環境を整える。

家庭で授業に集中する訓練をしましょう。家庭では障害児が自然と勉強に集中できるように、環境を整えます。勉強、宿題をする時は、テレビを消して雑音がしないようにします。窓やカーテンを閉めて、なるべく視界に物が入らないようにします。子供を一人だけにせず、親が勉強や宿題をしているところを見守りましょう。家庭では落ち着ける環境を整え、静かに座って勉強するということを体験させましょう。学校では視界にお友達の様子が目に入り、雑音も聞こえて、授業に集中するのは難しいことです。まずは家庭の落ち着いた環境での練習から始めましょう。

勉強のヒントをだす。

家庭では、まず集中の練習をすることが大切です。家で宿題をする時に、問題が解けずに集中力が途切れてしまわないように、途中でヒントをだしてあげましょう。問題が解けずに飽きてしまい、途中で投げ出すのではなく、最後まで問題を解く体験を積み重ねることで、集中できる時間を伸ばすようにしましょう。

学校に期待すること、発達障害児への配慮

授業に集中しないで立ち歩いたり、周囲の子にいたずらをすると、クラスのお友達に迷惑をかけてしまします。他の子に迷惑をかけると、仲間はずれやいじめの原因となる場合もあります。静かに座って授業を受けられるように、学校の先生の協力を得られるように、よく相談しましょう。

一緒に遊びだす子と席を遠ざける。

席替えの時に、授業中に一緒に遊びなしてしまう子同士を遠ざけてもらいましょう。授業に集中できない子同士の席が近いと、授業中に集中力が切れた時に、一緒に遊び始めてしまいます。気が散りやすい子は、適度に席を離してもらいましょう。

先生の近くの席にする。

席は前の方で、先生の目の届くところにしてもらいましょう。できれば一番前がいいのですが、一番前だと視界に余計な物が見えてしまう場合もあります。授業に集中できない子の視界に、余計なものが見えない位置で、先生の近くの席にしてもらいましょう。

授業の途中に気分転換をする。

障害児にとって授業の最初から最後まで集中し続けるのは難しいことです。途中に気分転換を入れてもらいましょう。前にでて黒板で問題を解く。隣の席同士で相談する。授業の途中でプリントを配る。ちょっとしたことが、授業の途中での気分転換になります。担任の先生に意図的に、気分転換の機会を多くしてもらいましょう。

暇を与えない。

授業中にやることがなく、暇にならないようにしましょう。やることがない状態、やることがわからない状態、この2つの状態になると、障害を持つ子は横を向いたり、後ろを向いたり、立ち歩いたりしてしまいます。「終わったら次のページを読んで」と、次に何をやるかの指示や、「わからない人は前のページを見て」と、ヒントを出して、何をやるかを気づかせるきっかけを与えましょう。

ダメな例、発達障害児には効果なし。

長時間の説教。

集中力が続かない子に、長時間の説教。これはダメです、意味がありません。発達障害、知的障害で集中力が続かないことが問題なのです。長時間の説教に集中できるなら、そもそも困っていません。無意味なことはやめて、効果がある方法を考えましょう。

罰を与える。

注意することは大切ですが、罰を与えてもあまり効果はありません。発達障害、知的障害で集中力が続かない子を廊下に立たせても、廊下に立つことに集中できないのです。罰を受けた後に、次からは罰を受けないような行動ができるようになれば、効果があります。発達障害、知的障害を持つ子は、罰を受けても、次からの行動に上手く活かせないのです。効果がない罰は、単に障害児本人の自尊心を傷つけるだけになってしまします。

無視する。

授業中の問題行動を無視することはやめましょう。授業中に後ろを向いても無視する。立ち歩いても無視する。障害児だからと特別扱いして注意しないと、障害児本人は授業中に何をしてもいいと感じるようになります。また、クラスの他の子は、なぜ先生は注意しないで特別扱いするのかと不公平を感じ不満を持ち、悪影響を与えます。問題行動は、しっかりと注意することが大切です。


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発達障害・知的障害の特徴

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