改善例:算数ができない。小学生の発達障害

      2016/09/19

算数ができない。改善方法の具体例、小学生の発達障害

計算ができない。計算間違いが多い。数の概念が理解できない。算数の文章問題ができない。図形が理解できない。長さや重さの概念が理解できない。発達障害、知的障害を持つ子は、算数ができない子が多いです。注意力が弱いため、計算ミスが多くなります。記憶力が弱いと、掛け算九九や計算のルールを忘れてしまいます。推論する力が弱いため、数や図形の概念、文章問題が苦手です。
このように、算数に必要な能力が弱いのは、障害が原因であって、障害児本人の努力不足ではありません。発達障害、知的障害を持つ子が、算数を理解しやすくするための改善方法の具体例を紹介します。

家庭でやること、発達障害児に改善効果あり。

計算カードを使う。

計算カードを使って、基本的な計算を繰り返しやりましょう。足し算、引き算、掛け算、割り算、なんでも基本的な計算を計算カードを使って練習します。頭で考えて計算を理解するより、カードで目で見て繰り返し記憶する方が、障害を持つ子は得意です。発達障害、知的障害を持つ子が得意な、視覚情報による勉強方法を活用しましょう。

マス目で筆算をする。

筆算の”位"を間違う子には、マス目のノートで計算させましょう。算数用のノートにこだわる必要はありません。字が汚く自分が書いた計算式が読めなくて、計算を間違ってしまう子には特に効果的です。字を丁寧に書く練習と、算数の計算の練習を区別して、算数の勉強では計算に集中できるようにしましょう。

コマやブロックで可視化する。

数の概念が理解できない子には、コマ、おはじき、マグネットなどの算数教材を活用して、数の概念を可視化しましょう。目で見て考えられると、障害を持つ子に理解しやすくなります。発達障害、知的障害を持つ子は、視覚情報の記憶や判別が得意な子が多いため、目で見て覚える可視化が効果的です。

基本学習を繰り返す。

前に習って、できるようになった内容も、時間が経つと忘れてしまいます。以前の内容を復習して、基本学習を繰り返しましょう。算数では掛け算九九など、基本的な計算ができないと、その先の内容が理解できません。週末の休みなどに、短い時間でも振り返りの復習をして、基本的な計算を繰り返し勉強しましょう。

学校に期待すること、発達障害児への配慮

授業中にあてられた時に、答えられず時間がかかると、クラス全体の授業の進行に迷惑がかかります。また、みんなの前で答えられなかったことで、障害児本人が自身をなくし、算数の授業が嫌いになると、さらに算数の勉強ができなくなってしまいます。算数ができないのは障害が原因だと、学校の先生に理解してもらい、授業のときに配慮をしてもらうように、よく先生と相談しましょう。

ヒントをだす。

授業中にあてられた時に、問題ができなかったり、わからなくて黙った時には、ヒントをだしてもらいましょう。障害児がわからずに黙った時に、時間をかけてもできません。先生が理解不足を感じたら、すぐにヒントをだした方が、クラス全体の授業の進行にも迷惑がかかりません。「3x8=」がわからないなら「3x6=18、3x7=21」とヒントをだしたり、教科書の九九の表を見て答えさせましょう。授業中に先生のサポートで、簡単なことでも答える経験を積み重ねることが、障害児の算数の勉強に効果的です。

すぐに答えを見せる。

わからないことを無理にやらせても、できるようになりません。授業中に問題をやらせる時に、障害を持つ子だけ特別に教科書の参考となる部分を見せながら、問題を解かせたり、答えを見せながら計算させましょう。わからない問題に無駄な時間をかけるより、答えを見て書き写しながら覚えた方が効果的です。発達障害、知的障害を持つ子が、算数ができないのは、障害が原因であって、本人の努力不足ではないのです。クラスの他の子が不公平に感じない範囲で、障害児が効果的に勉強ができる方法をやらせてあげましょう。

ダメな例、発達障害児には効果なし。

できない問題をやらせる。

できない問題を無理にやらせても、時間の無駄です。算数の問題がわからずに、一番困っているのは発達障害、知的障害を持つ子、本人なのです。できなことを叱ったり、できないことを押し付けたりせず、どうやったらできるかを考えましょう。


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発達障害・知的障害の特徴

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