感覚統合療法、遊びや運動で脳に刺激を与える療育方法

      2016/09/19

感覚統合療法、感覚が偏った障害児の感覚を、正しく働かせる療育の方法

Sensory Integration Approach

感覚統合療法とは?

感覚統合療法とは、感覚が偏った障害児に、遊びや運動で刺激を与え、いろんな感覚を正しく働かせることにより、日常生活に適応させる療育方法です。
感覚統合療法はアメリカの作業療法士エアーズが考案したリハビリテーションの方法です。現在、日本の多くの療育現場でも、この感覚統合療法が活用されています。

感覚統合とは?

感覚統合とは、感覚からの刺激により、脳で考え、行動を決めることです。発達障害児は、この感覚統合がうまく行えません。
人間の感覚には、どんなものがあるのでしょうか。目で見る視覚、耳で音を聞く聴覚、ものの味を感じる味覚、臭いを感じる嗅覚、ものに触れた刺激を感じる触覚。五感と呼ばれる目、耳、舌、鼻、皮膚で感じる人間の感覚です。人間の感覚はこの他にもあります。体の傾きやバランスや動きを感じる平行感覚。熱さや冷たさを感じる温度感覚。痛みを感じる痛覚。筋肉などから伝わる力加減や手足の動きや位置を感じる固有感覚、固有感覚は運動感覚とも呼ばれます。このように人間には、いろいろな感覚があります。

発達障害の子は、原子系の行動が多い特徴があります。

人間は、いろんな感覚からの刺激で行動を決めています。感覚が刺激を感じて、頭脳で考え、行動する、この過程を感覚統合といいます。
痛かったり、驚いたりすると、とっさに飛び跳ねたり、手を引っ込めたりします。何か危険に遭遇したときに反射的に行動するのが、原始系の行動です。それに対して、状況を判断してから考えて行動するのが、識別系の行動です。
注射は痛い、このことは小さい頃からの経験で誰でも知っています。痛いことが予めわかっているので、我慢ができます。このように識別系の行動が、原始系の行動を抑制しています。
発達障害の子は、識別系の行動ではなく、反射的に原始系の行動が多く見られます。

具体的な療育方法

発達障害・知的障害の特徴

 - 障害への支援、療育の種類