改善例:日直や当番の仕事ができない。小学生の発達障害

      2016/09/19

日直や当番の仕事ができない。改善方法の具体例、小学生の発達障害

学校では、日直や給食当番や黒板消し係などの仕事があります。みんなで一斉に掃除をする清掃の時間もあります。発達障害、知的障害の子は、この日直や当番や係の仕事ができずに、周囲のお友達から非難される場合があります。
原因は様々ですが、仕事の手順がわからないこと、気が散りやすく集中力が続かないこと、注意力が弱く当番を忘てしまうこと、などが考えられます。
発達障害、知的障害を持つ子が、学校で日直や当番、係の仕事ができるような改善方法の具体例を紹介します。

家庭でやること、発達障害児に改善効果あり。

家庭でお手伝いをさせる。

学校では、掃除、給食の準備、給食の片付け、いろんなことを自分でやります。家庭でも親がなんでもやってあげるのではなく、障害児自身に自分のことやお手伝いをさせましょう。
食事の配膳、食後の片付け、お皿洗い、部屋の掃除、お風呂掃除、洗濯物をたたむ。家庭でいろんなお手伝いをさせましょう。お手伝いで失敗しても叱らず、上手くできた時に褒めるようにしましょう。
手伝ってくれたら子供に「ありがとう」感謝の気持ちを伝えましょう。そうすることで親子の信頼も強くなり、会話のコミュニケーションの訓練にもなります。親子で一緒に料理をするのも楽しいですよ。

手順の箇条書きにする。

日直の仕事を箇条書きのチェック表にして、障害児に理解させます。日直の仕事の内容を聞いて、箇条書きにしたカードを学校に持って行かせます。障害児本人が日直の仕事を覚えていない場合は、学校の先生に聞きましょう。発達障害、知的障害の子は、何をやったらいいかわからないため、仕事ができない場合が多いです。日直の時には、そのカードを見ながら、次にやることを思い出させ、改善していきましょう。

学校に期待すること、発達障害児への配慮

決められた仕事をやらないと、お友達が不満を持ち、さぼっていると非難されるようになります。学校の先生から、適切な声かけをもらえれば、改善できることもあります。先生とよく話し合って希望を伝えましょう。

具体的な指示をしてもらう。

「掃除をしなさい。」ではなく、「雑巾で床を拭きなさい」と具体的な指示を、先生にお願いしましょう。「給食の準備をしなさい」と言っても何をやればいいか理解できないので、「パンをお皿に入れてね」と具体的な指示を与えれば、障害児も仕事ができるようになります。

途中でやめたら、すぐに再開させる。

途中で掃除をやめてどこかに行ったら、すぐに「廊下に戻りなさい」と言って、持ち場に戻らせます。集中力が途切れて、私語を始めた時も、障害児だからしょうがないと諦めずに、「私語をやめて雑巾で拭きなさい」と指示を出してもらいましょう。

公平に仕事を与え、できることをやらせる。

障害児にとって難しいことをやらせず、できる範囲のことをやらせてもらいましょう。障害児だから仕事をしなくていいのではなく、他の子と同じように公平に仕事を与えましょう。給食の配膳で、おかずをみんなに均等によそうことが難しくても、パンをお皿に乗せられれば、それをやらせましょう。

ダメな例、発達障害児には効果なし。

障害児だからと特別扱いする。

障害児だからと特別扱いして、仕事をさせないと、他の子が不公平に感じ、障害児本人にとっても悪影響を与えます。何らかの配慮は必要ですが、他の子が不満を感じるようになれば、障害児本人も居心地が悪くなり、仲間はずれの原因になります。仕事をさせないのではなく、できることをやらせる配慮をしてあげましょう。

仕事をしないと罰を与える。

当番の仕事を忘れると廊下に立たせる。激しく叱る。発達障害、知的障害を持つ子は、さぼろうと思って、仕事をしないのではありません。障害のため上手くできないのです。罰を与えたり、ひどく叱責してもできるようになりません。障害児本人ができるようになる方法を考えるようにしましょう。


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発達障害・知的障害の特徴

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