小学生の発達障害の特徴 改善方法の具体例、小学生の発達障害

授業中に静かに座れない。日直や当番の仕事ができない。小学生の発達障害の特徴、具体的な改善例

授業に集中できない、学校生活の仕事ができない。これも発達障害児の特徴です。

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発達障害の特徴、具体例。

授業中に静かに座れない。学校生活の仕事ができない。

授業中に自分の席に静かに座れない。
掃除や日直、当番などの、学校の仕事ができない。

発達障害、知的障害を持つ子は、学校生活になじめない特徴があります。

  • 授業中に隣のお友達に話しかける。
  • 授業中に、いたずらをする。
  • 横や後ろを向いて、前を向いて座れない。
  • 窓の外の様子をずっと見ている。
  • ゴトゴト音を出して机や椅子を動かす。
  • 授業中に立ち歩く、教室の外に出て行く。

また、学校生活では勉強の他に、いろんな仕事があります。

  • みんな掃除をする一斉清掃の時間
  • 日直
  • 給食当番
  • 黒板消しなどの係の仕事

発達障害、知的障害の子は、学校生活での仕事ができずに、周囲のお友達から非難される場合があります。

うちの子の場合は。
(広汎性発達障害、軽度知的障害児)

うちの子は授業中にキョロキョロ、掃除や当番の仕事が、不器用で大雑把で迷惑をかけました。

うちの子は、自閉症とADHDの傾向が、両方ともあります。

うちの子は、授業中に立ち歩くことはないですが、キョロキョロ周囲の様子を見回します。
注意力が続かないので、全然、授業に集中できません。

掃除や当番の仕事は、やる気はあるのですが、不器用で大雑把なので上手にできずに、先生やお友達に迷惑をかけました。


困ることは?、授業中に静かに座れない。学校生活の仕事ができない。

学校生活でお友達に迷惑をかけ、仲間はずれの原因になる。

授業に集中しないで立ち歩いたり、周囲の子にいたずらをすると、クラスのお友達に迷惑をかけてしまします。他の子に迷惑をかけると、仲間はずれやいじめの原因となる場合もあります。
また、決められた仕事をやらないと、お友達が不満を持ち、さぼっていると非難されるようになります。

授業中に静かに座れない。学校生活の仕事ができない。その原因は?

発達障害のため、集中力が弱く、衝動的に行動するのが原因です。

  • 集中力がなく、気が散りやすい。
  • 勉強が理解できない。
  • 衝動的に行動する。

発達障害、知的障害を持つ子は、長時間集中するのが苦手です。
気が散りやすく、周囲のことが気になってしまいます。

勉強の内容が理解できないと、特に集中力が途切れやすくなります。
また、問題を解く時には、授業の内容が理解できず問題をどうしていいかわからずに、まわりキョロキョロ見てしまいます。
衝動的に立ち歩いてしまう子や、教室の外に出て行ってしまう子もいます。

発達障害の中でも、ADHD(注意欠如多動性障害)の子が、特に集中力がない特徴があります。

学校生活の仕事ができないのは、

  • 仕事をやる能力、器用さがない。
  • 仕事の手順がわからない。
  • 気が散りやすく集中力が続かない。
  • 注意力が弱く当番を忘てしまう。

などが原因です。

学校での係りの仕事のやり方がわからないのは、発達障害の中でも、自閉症の傾向がある子の特徴です。


授業中に静かに座れない。学校生活の仕事ができない。改善方法の具体例、小学生の発達障害

学校の授業に集中する、学校の仕事ができるための改善例を紹介します。

学校の授業に集中するために、家庭でやること。

集中できる環境を整える。

家庭で授業に集中する訓練をしましょう。
家庭では発達障害児が自然と勉強に集中できるように、環境を整えます。

勉強、宿題をする時は、テレビを消して雑音がしないようにします。
窓やカーテンを閉めて、なるべく視界に物が入らないようにします。
子供を一人だけにせず、親が勉強や宿題をしているところを見守りましょう。

家庭では落ち着ける環境を整え、静かに座って勉強するということを体験させましょう。
学校では視界にお友達の様子が目に入り、雑音も聞こえて、授業に集中するのは難しいことです。

まずは家庭の落ち着いた環境での練習から始めましょう。

勉強のヒントをだす。

家庭では、まず集中の練習をすることが大切です。
家で宿題をする時に、問題が解けずに集中力が途切れてしまわないように、途中でヒントをだしてあげましょう。

問題が解けずに飽きてしまい、途中で投げ出すのではなく、最後まで問題を解く体験を積み重ねることで、集中できる時間を伸ばすようにしましょう。

学校の仕事ができるために、家庭でやること。

家庭でお手伝いをさせる。

学校では、掃除、給食の準備、給食の片付け、いろんなことを自分でやります。
家庭でも、親がなんでもやってあげるのではなく、発達障害児自身に自分のことやお手伝いをさせましょう。

食事の配膳、食後の片付け、お皿洗い、部屋の掃除、お風呂掃除、洗濯物をたたむ。
家庭でいろんなお手伝いをさせましょう。
お手伝いで失敗しても叱らず、上手くできた時に褒めるようにしましょう。

手伝ってくれたら子供に「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えましょう。
そうすることで親子の信頼も強くなり、会話のコミュニケーションの訓練にもなります。
親子で一緒に料理をするのも楽しいですよ。

仕事の手順の箇条書きにする。

日直の仕事を箇条書きのチェック表にして、発達障害児に理解させます。

日直の仕事の内容を聞いて、箇条書きにしたカードを学校に持って行かせます。
障害児本人が日直の仕事を覚えていない場合は、学校の先生に聞きましょう。

発達障害、知的障害の子は、何をやったらいいかわからないため、仕事ができない場合が多いです。
日直の時には、そのカードを見ながら、次にやることを思い出させ、改善していきましょう。

学校の授業に集中する、学校の仕事ができるために、学校に期待すること。

障害のことを先生にお願いしましょう。

発達障害児への配慮

静かに座って授業を受けられる、みんなと同じ仕事をやって迷惑をかけないために、学校の先生の協力を得られるように、よく相談しましょう。学校の先生から、適切な声かけをもらえれば、改善できることもあります。

一緒に遊びだす子と席を遠ざける。

席替えの時に、授業中に一緒に遊びだしてしまう子同士を遠ざけてもらいましょう。
授業に集中できない子同士の席が近いと、授業中に集中力が切れた時に、一緒に遊び始めてしまいます。
気が散りやすい子は、適度に席を離してもらいましょう。

先生の近くの席にする。

席は前の方で、先生の目の届くところにしてもらいましょう。
できれば一番前がいいのですが、一番前だと視界に余計な物が見えてしまう場合もあります。
授業に集中できない子の視界に、余計なものが見えない位置で、先生の近くの席にしてもらいましょう。

廊下側の席だと、窓の隙間から廊下が見えたり、廊下で人の気配を感じると集中できなくなります。
窓側の席でも、外の景色や、空の様子が気になって、注意力が途切れます。

集中力が途切れやすい発達障害児にとっては、教室の中央付近で、前方の席がいいでしょう。

授業の途中に気分転換をする。

障害児にとって授業の最初から最後まで集中し続けるのは難しいことです。
途中に気分転換を入れてもらいましょう。

  • 前にでて黒板で問題を解く。
  • 隣の席同士で相談する。
  • 授業の途中でプリントを配る。

ちょっとしたことが、授業の途中での気分転換になります。
担任の先生に意図的に、気分転換の機会を多くしてもらいましょう。

暇を与えない。

授業中にやることがなく、暇にならないようにしましょう。
やることがない状態、やることがわからない状態、この2つの状態になると、障害を持つ子は横を向いたり、後ろを向いたり、立ち歩いたりしてしまいます。

「終わったら次のページを読んで」と、次に何をやるかの指示や、「わからない人は前のページを見て」と、ヒントを出して、何をやるかを気づかせるきっかけを与えましょう。

当番や仕事の具体的な指示をしてもらう。

「掃除をしなさい。」ではなく、「雑巾で床を拭きなさい」と具体的な指示を、先生にお願いしましょう。
「給食の準備をしなさい」と言っても何をやればいいか理解できないので、「パンをお皿に入れてね」と具体的な指示を与えれば、発達障害児でも仕事ができるようになります。

仕事を途中でやめたら、すぐに再開させる。

途中で掃除をやめてどこかに行ったら、すぐに「廊下に戻りなさい」と言って、持ち場に戻らせます。
集中力が途切れて、私語を始めた時も、障害児だからしょうがないと諦めずに、「私語をやめて雑巾で拭きなさい」と指示を出してもらいましょう。

公平に仕事を与え、できることをやらせる。

障害児にとって難しいことをやらせず、できる範囲のことをやらせてもらいましょう。
障害児だから仕事をしなくていいのではなく、他の子と同じように公平に仕事を与えましょう。
給食の配膳で、おかずをみんなに均等によそうことが難しくても、パンをお皿に乗せられれば、それをやらせましょう。

ダメな例、発達障害児には効果なし。

障害児に効果なし。

長時間の説教。

集中力が続かない子に、長時間の説教。
これはダメです、意味がありません。

発達障害、知的障害が原因で集中力が続かないことが問題なのです。
長時間の説教に集中できるなら、そもそも困っていません。

無意味なことはやめて、効果がある方法を考えましょう。

障害児だからと特別扱いする。見過ごす。

障害児だからと特別扱いして、立ち歩くのを見過ごしたり、仕事をさせないと、他の子が不公平に感じ、障害児本人にとっても悪影響を与えます。
何らかの配慮は必要ですが、他の子が不満を感じるようになれば、障害児本人も居心地が悪くなり、仲間はずれの原因になります。

仕事をさせないのではなく、できることをやらせる配慮をしてあげましょう。

罰を与える。

注意することは大切ですが、罰を与えてもあまり効果はありません。
発達障害、知的障害で集中力が続かない子を廊下に立たせても、廊下に立つことに集中できないのです。
罰を受けた後に、次からは罰を受けないような行動ができるようになれば、効果があります。

発達障害、知的障害を持つ子は、罰を受けても、次からの行動に上手く活かせないのです。
効果がない罰は、単に障害児本人の自尊心を傷つけるだけになってしまします。



年代別に障害の特徴、改善例をチェック

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障害の種類で特徴、改善例をチェック

自閉症の特徴 アスペルガー症候群の特徴 注意欠如多動性障害ADHDの特徴 学習障害LDの特徴

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